□テキストでの読み合わせ。
会話形式のテキストを使い交代で音読していく。英語学習者の誰もが一度はとおる勉強方法です。
今回は、読み合わせの効果を10倍にあげるやり方を紹介したいと思います。
□読み合わせと私
読み合わせ。
正直な話を言うと、僕はあまり使ってきませんでした。理由は単純に、成果が出なかったからです。
確かにスピーキングとリスニングの両方が伸ばせます。ちゃんと使いこなせるのであれば素晴らしい。
でも、僕にはしっくりきませんでした。。。
□想定外の成功
そんな悪いイメージの読み合わせですが、ものすごく上手くいった事例が一件だけあります。
その会で覚えたことは、4年以上経った今でも頭に残ってます。
しかも、使える状態で。。。
他のケースと何が違うのか?
じっくり考えてみたところ。
・遊び心
・リアリティ
この二つが重要な鍵であることが分かりました。
□遊び心
まず一つ目は、遊び心です。
勉強は真面目にやるもの。
そんな思い込みがあると思いますが、
人は遊んでいるときに異常なスピードで学びます。
僕が失敗したケースでは、感情が重要視されていませんでした。
テキストを丸暗記し、ただアウトプットするだけ。味も素っ気もない、ただの情報を記憶する作業でした。
「楽しくもないし、必要でもない情報だ」
脳は、英語をそう判断し猛烈な勢いで捨てていきます。
一方で成功したケースでは、笑いがあふれてました。
皆で笑いながら、習ったフレーズでふざけて、ある意味で遊び心にあふれていました。
やってることはどちらも似たようなものでしたが、記憶への残り方が全然違います。
違うどころか、きれいさっぱり忘れてしまったら、成果はゼロです。
遊びを意識するだけで、その状況は劇的に変えられます。
□リアリティ
その次は、リアリティ。
どうやって、脳に本物だと勘違いさせるかです。
ただテキストを無感情に読み上げるのはお勧めしません。伝えよう・聞いてみようと意識して話しかける。これが重要だったりします。
話者
・伝えたい、聞きたいという感情をつくる
・相手の顔を見て話す
(ボディランゲージも使う)
聞き手
・相手の顔を見て聞く
・うなずく、相槌など、リアクションしながら聞く。
これらを意識するだけで、学習効果は段違いに上がります。
感情を伴った体験は忘れにくいものです。
その状況を意図的につくってみましょう。
□最後に
しかし、効果があるように使うにはコツがあります。
工夫次第でその効果は10倍にも100倍にもなるでしょう。ぜひ意識してやってみてください。